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待合チャンネル(vol.3)『ニキビの発症過程・洗顔で予防できない理由』

3.にっしん皮フ科『待合チャンネル(vol.3)(ニキビの発症過程・洗顔で予防できない理由) https://youtu.be/TFxON-VXLb4 (👈こちらをクリック)

 

今回の『vol.3』から、3回に分けて『ニキビ』について説明します。初回(『vol.3』)は、『ニキビの発症過程』を詳しく解説し、『洗顔を工夫してもニキビの予防ができない理由』について解説します。ニキビの治療の難しさは、『①治療と②未病対策(発症過程への対策)』をセットにして行う必要性にあり、①治療ができても、②未病対策ができていないとニキビの再発が早く、『ニキビが一向に治らない!』という不満につながります。私自身も、平成17年に開業以来、この大きな壁と申しますか、大きな課題に長年悩まされ、決めてとなる解決法を求め試行錯誤を繰り返してきました。

 

『ニキビの発症因子』は数あれど、最も身近でニキビの発症・悪化を繰り返す理由は、『汗と皮脂界面で産生される乳化物とその持続的蓄積』で、『乳化物の蓄積』は、毛穴や付属器(皮脂腺・立毛筋等の組織)にダメージ刺激を与え続け、毛穴の『膿化』に至る炎症増大と、その結果として出現する『面皰(ニキビ)』の発症過程に大きく関与します。また、既にあるニキビの化膿や悪化、『せつ・よう』といった大きな膿の発現にも関与しています。

 

『ニキビの発症過程を示す重要なサイン』となる臨床症状がございまして、次回の動画から説明を加える予定ですが、これは『かゆみ』でございます。かゆみの原因も種々ございますが、分かりやすい表現をすれば、ニキビの発症過程や悪化に関与する『かゆみ』は、『汗をかいた時や、緊張した時、集中した時に感じるかゆみ』でございます。この『かゆみ』こそが、毛穴への『汗と皮脂界面で産生される乳化物蓄積』による毛穴や付属器(皮脂腺等)への障害刺激で、毛穴が炎症を起こし続ける湧き水的根源となります。厳密には、汗をかいたと感じる必要はなく、一日活動している中でじわじわといつの間にか毛穴や付属器(皮脂腺等)に蓄積される『汗と皮脂界面との乳化物産生と蓄積』によります。

 

これまで、ニキビの発症過程、つまり、『ニキビの未病』についての治療法はございませんでしたが、ニキビの発症や悪化に大きく関与する『かゆみ』という『サイン症状』を見出し、これを抑止する方法として、『生体皮膜剤(栴檀海斗:せんだんかいと)』を開発し、国内外13件の特許を取得しています。評価法としましては、誰にでも分かりやすい、VAS(visual analogue scale)を用い、自院の患者様300名を対象に実施させていただき、エビデンスを得ております。

 

『未病治療』は、ご自宅でスキンケア(予防)のように行うことができますが、スキンケア(予防)との決定的な違いは、『かゆみのサイン症状』を感じたら何度でも『生体皮膜剤』を使用する点と、もう一つのサイン症状として、『べたつきサイン症状』を感じたら、べたつきを軽く押し取り、再度使用するという、『自分流(自己流)の使いこなし』を行う点で、上手に使いこなして頂きますと、『膿化』『ニキビ化』を少なく保持できているという実感を得て毎日のお肌管理を自己評価できる点におきまして、他に類例がなく、今後の医学の発展(病気にさせないための新しい医学)に大きく寄与する突破口であると私は考えております。

 

ただ、医療は、もはや『ビジネス業界(商業団体)』となってしまいました。新しい考え方を共有する器ではないと感じています。

尚、ニキビに類似した疾患もございますので、処方薬で治らない場合や、赤みや副作用に悩んでおられるといった患者様に参考になればと思っております。

以下は、旧バージョンの動画です。ご参考になれば幸いです。

2.にっしん皮フ科『待合チャンネル(vol.2)(順番待ちボードの書き方と諸注意)』 https://youtu.be/3jJZeazTM38 (👈こちらをクリック)

1.にっしん皮フ科 『待合チャンネル(vol.1)(私ってこんな人)』始めました。 https://youtu.be/I0VhRLgFazc (👈こちらをクリック)

にっしん皮フ科・形成外科

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