お知らせ

6月は肌荒れのぶり返しに気を付けましょう。

6月は、肌荒れし易い季節です。一見涼しそうですが昨夜は昼夜20℃以上、湿度約100%でした。ある意味快適なこの条件の落とし穴は窓を開けていても屋外より屋内の方が蒸し暑く感じる点です。決して汗を流す程でなく、じっとしていると素足では足が冷たく感じ、それでいて何かに集中したり少し動いていると肌がべたついてあちこちかゆくなる!顔を手で触っている!無意識に頭をかいている!かゆみは、主に分泌の増加と分泌物が溜まる毛穴の中が痛んできているサインです。しっしん・毛包炎・にきびは紙一重の病気です。痒い毛穴のプツプツをかいたり擦るようにかけばしっしん。毛穴の傷の進みが速く膿になっていく過程は毛包炎。毛包炎で壊死して変形・癒着した毛穴に角質や皮脂がたまって出られなくなった状態がニキビです。ニキビはアクネ菌が原因と勘違いしがちですが間違いです。アクネ菌はニキビの炎症を増大させて膿化を早める悪化因子の一つというだけです。あくまでもニキビとは面皰という構造のことを意味し、元をたどれば分泌物の蓄積により毛穴が傷つき炎症を起こしたサイン、つまり、ニキビの発生のご先祖は痒みで、毛包炎の果てがニキビです。

雨雲の上は夏空です🌤️。晴れ間が見えると気温がぐんぐん上がり、紫外線も強くなるばかりでなく湿度が高いため軽快していた肌荒れぼぶり返しも予想されます。昼夜問わず20℃あると、とびひ(伝染性膿痂疹)や かぶれ(接触皮膚炎)にもなりやすくなります😫💧💧梅雨の中休み🌞は特に注意が必要です!窓を開ければ涼しくも感じますが肌荒れしやすい方は悪化します。

予防は、少し非快適にエアコン🎐をかけて少し寒いくらいの環境に退避することです❄️。窓をあけたのでは悪化します😓かゆみが急にでる場所は赤く膨らんだ毛穴です。『掻く!』という行為は、毛穴の奥に痒みの根源となる炎症部位があるのを本能的に分かっているため、最短の治療手段として爪で破壊しているという意味です。

ただ、深く掻いて皮膚に穴をあけてしまうと傷跡やシミの元となりますよね。急に体のどこかが痒いと感じたら虫刺されを除き、『毛穴のどこかが痒いのだ!』と感じて痒い場所を探してみましょう。2mm以下の少し赤みを帯びた隆起した皮疹を触れ、痒みの部位が特定できると思います。こういう時は、例えば痒い部位に衣類が接していたら掻く前に痒い所を外に出して冷やしてから栴檀海斗を痒みが落ち着くまで良く塗りこむとよいです。ただ、かゆみが止まっている時間よりもかゆみがでてくる速さの方が早く痒みが持続して傷つけてしまう場合は適切な処方薬が必要となります😊このような場合はご相談いただければと思います。

にっしん皮フ科・形成外科

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