お知らせ
季節の便り(春の越生・毛呂山を歩いてきました。)
最近何かと忙しく、山をのんびり歩く機会も減っていました。
仕事がキツいな~なんて思った時は、大概は筋力が衰え血圧が落ちている時なんです
不調のサインに気づいたら迷わず実行あるのみです
病気にならずに生きるために必要な本能と感じます。
体力が低下しているのにハードルの高い山を目指したりはしません。
今までいろんな山を元気な時に歩いてきてパフォーマンスを100%生かせない条件で
自然に挑むのは無謀ということを全身が覚えているためです。
でも、甘やかしていても体調改善はできないので
この区間であれば真っ暗闇でも土砂降りでも大雪でも、仮に山が帰りは崩れていても
自力で帰れる山を選び、まあまあの距離を歩くようにしています。
私に合ったその区間が、無名戦士の墓(越生)から鼻曲山(毛呂山)です。
越生駅から吾野駅(飯能市)を縦走するコースも有名ですが、最もアップダウンの
ある区間で体を元に戻すのに適しており小さなお花がいっぱいで、競技のように
タイムや目的地を目指して体を鍛えるのではなく、のんびりと野山を歩いているうちに
いつの間にか体が元に戻ってるそこが好きなのかなと思っています。
距離 11km 累積標高差 764m 総歩行時間 6時間 でした。
私が山で一番好きなのがこんな木漏れ日のある森の中です。
森林限界には感動を覚えませんでした。
だからかな?
富士登山や北アルプスを始めとした名峰に興味が湧きませんでした。
それと、山を含めて自然を全く甘く見ないようにしています。
テント泊もあるけれど、何か起こった時に自力で帰れない距離や条件、
そういう山歩きは私の中にはありません。
だから、森に入ったら絶対にその日のうちに帰る!そう決めて
登山経験を積み、持続可能な体調管理を実践してみています。
大高取山頂と越生町の風景。ここは以前、見晴らしがありませんでしたが
最近針葉樹を切ってくれて見晴らしを良くしてくれました。
のんびりと森の中を歩けば小さな発見がいっぱいです。
これはシダの赤ちゃんのぐるぐる。
私が勝手に名付けただるまさんの石。フクロウにも見えます。
ここを訪れたらいつも頭をなでなでしています。
桂木山です。以前は山頂標もありませんでしたが、毛呂山には50以上の
山のピークがあるそうです。山の地図を作られている方がおられるそうですよ。
山頂標があるだけでも歩くのが楽しくなります。左手に見えるのがホーロー看板です。
当院も昭和レトロのイメージにすべく、〇〇オクで一生懸命取り寄せてホーロー看板を
設置させていただきました。中には山の看板もありますが、取ってきたわけでは
ありません ここを下りますと桂木観音のお堂に着きます。
これは、サルトリイバラといい、西の地方ではだんごを包む葉っぱとして有名です。
乾燥するとすごくしっかりした硬さになります。関東でも道明寺に八重桜の葉を巻いたり
柏餅の柏の葉もありますよね。サルトリイバラは、解毒作用や利尿作用、ニキビにも
使われるような薬草としても知られているようです。 花言葉は不屈の精神
だそうですよー
桂木観音のお堂が見えました。
実際に歩いた日は4月30日(土)で、久しぶりの良いお天気でした
でも、ちょっと寒かったので撮影したら足を止めずに淡々と歩くように
しました。寒いと感じながらじっとしている時間が長くなると、確実に
脚が動かなくなり攣りやすくなるだけでなく、全身が衰弱するためです。
こういう身近な野山でも全くあなどれませんよ。
桂木観音のお堂の周りでひときわ目を引いたのがこの真っ赤なツツジでした。
鮮やかでうっとりです。蜜が美味しそうです。
ツツジの花言葉は、「節度」・「慎み(つつしみ)」だそうです。
桂木観音のお堂の急階段を下りると御手洗があります。階段の段差が30cmは
あるので階段の下りは注意しましょう。四肢の筋力が低下した方は雨の日に
神社やお寺の階段昇降をお勧めしません。転倒の危険が予想以上にあるためです。
ちょっと休憩していると、てんとう虫がお仕事をしていました。
自然ってすごいですよね。神ですね。タンポポの種きれいでした。
アブラナ(菜の花)は蝶々の大好物。
上の方に飛んでるのはウスバアゲハというそうです。
カナヘビさん(トカゲ)はどこでしょう?
これは三つ葉。山で元気がなくなったら、三つ葉や山椒の葉を一枚だけ頂いて
指でコショコショして臭いを嗅いでみましょう。
食べられる葉っぱは、すごーくいい香りがしして一瞬で生き返りますよ
山の中の農家のお庭に見事なオオデマリ(大手毬)の木があり、
うっとり眺めていたら枝を切ってわけて頂きました
オオデマリ(大手毬)の花言葉は、「天国」・「華やかな恋」・「優雅なたしなみ」・「品格」
がありますが、一方で、「約束を守って」・「私は誓います」という意味ありげなたくさんの
意味があるようです。なんだか複雑
これはギボウシのあかちゃん。食べられるそうですが食べないでね。
これはチゴユリ。かわいい小さな白い花が咲きます。
花言葉は、「恥ずかしがりや」だそうです。
ここは天望峠。ここから鼻曲山頂まで2kmです。
これは、チゴユリ科のホウチャクソウ(宝鐸草)でした。
花言葉は、「あなたを離さない」「よきライバル」「追憶」「思いにふける」「嫉妬」
だそうです。なんだろうな~複雑~
のんびり歩いていると、こんな世界にも出会えますよぐるぐるマンション。
この区間は変わった地形のところも満載めっちゃ急です
藤の蔓が蛇のようです。
午後3時頃ようやく鼻曲山頂に到着しました。ここまでお昼ごはんを我慢していた
おかげでコンビニのツナマヨのおにぎり1個がめっちゃ美味しく感じました。
食べ物がおいしいと感じられたら元気の証。
この時期、鼻曲山頂付近はピンクのツツジがぽつりぽつりと咲いていて
印象に残りますよ。でも、越生側から登ると激急です。甲武信岳や谷川岳の西黒尾根
の激急感を味わえるいい山です。天望はありませんが。
私にとっては、天望なんかどうでもいいんですよね。
観光地もそうだけど、あ~綺麗でおわっちゃうから。
安全で事故無く連休を楽しく過ごせますように
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